福島県裏磐梯は写真撮影はもちろんのことグルメや温泉施設もあり、楽しめるところがたくさんあります。
そんな磐梯のスポットを五色沼の撮影を中心にお伝えします。
裏磐梯の撮影スポット 五色沼
五色沼は磐梯山の北側に位置しています。磐梯山の噴火でできた沼で太陽光や季節、気温によりさまざまな色を放つ美しい沼です。
見頃は周囲が自然豊富なことから年中楽しめますが、写真撮影に適しているのは空気の澄んだ秋から冬の間で湿度の低い時期の晴天がベストです。
紅葉と一緒に撮影するのもいいですが、混雑するのでじっくりと撮影するには避けたいです。
訪れたのは紅葉シーズンの終わった時期で、湖面の反射をねらって天候は晴天、無風の日に出かけました。
片道約3.5km 徒歩1~1.5時間のコースで往復2~3時間かかります。ですので写真を撮りながらなので昼には到着しておくのがいいでしょう。
片道の目的地に裏磐梯高原駅から五色沼入口(駐車場・バス停)行のバスが出ています。復路はまたちがう顔を見せてくれるので復路も歩きました。
片道の終点にあたる裏磐梯高原駅の近くに裏磐梯物産展があり、物産展やトイレがあります。
沼は見ることができる沼はコース中に10数個あり、中でも私の好みで綺麗な姿をしている沼5つを紹介します。
毘沙門沼
毘沙門沼は五色沼入口より歩いて最初にある沼です。五色沼の中で一番大きな沼でまさに玄関口と呼ぶにふさわしい光景でした。
色は太陽光もありエメラルドグリーンがかって見えます。天気予報で晴天無風をねらったとは言え、これだけの景色に恵まれるのは運もあると思います。
どの沼も太陽光の角度によって色が変わります。誰も人がいないので、いつまでもその場にいたい気分ですが次にいきます。
赤沼
毘沙門沼よりも緑がかっている沼です。なぜ赤沼なのか?と疑問に思いましたが、ビジターセンターの方に伺うと、鉄分が含まれる水が赤褐色に草木を染めているからとのことでした。
私の見た限りでは赤茶色の部分はなく、それが様々な色を放つ五色沼と言える所以なのだとも仰っていました。
みどろ沼
一見、赤沼と同じように見える沼の色なのですが、鉄分による色の変化ではなく太陽光と水深の違いにより見え方が異なります。
他の沼と同じ色に見えたとしても生えている植物の違いや、沼の形が異なるので見ていて飽きがこないです。
弁天沼
弁天沼につぐ2番目に大きな沼です。どの沼も見る角度で色が変わって見えるのが特徴なのですが、特に弁天沼は変わった色に見えます。
写真にあるのがビジターセンター寄りから撮影した写真になります。右下の手前が水深が浅く奥に行くにしたがって深くなるので、色の違いが写真でもはっきりと分かります。
撮影時にはエメラルドグリーンに見えてとても綺麗でした。撮影のアングルを決めるのにこの場所だけで30分掛かってしまいました。ちなみにここは復路の際に違った風景にみえたので撮影し直しました。
青沼
五色沼の最後の沼は青沼です。五色沼の中では一番青色を放っているのが青沼です。近くにベンチがあるので空いていれば長時間眺められます。私は休憩と撮影でここに30分程滞在しました。
無風なので木々が沼に映りこんでします。このときの色はコバルトブルーでした。これだけの色は他にありません。
青色に見えるのは「ケイ酸アルミニウム」の粒子が太陽光に反射して青色に見えます。決して透明度が高いからといって青色に見えるわけではないのです。
他にも、もう少し奥に進むと「柳沼」「母沼」もあるので時間がある方は足を運んでみると良いかもしれません。
シュノーケリング
雪が積もっている際に役立つのがシュノーケリングです。一晩で数十cmも降ることがあるので遊歩道である五色沼の撮影にはかかせません。
裏磐梯ビジターセンターではシュノーケリングがレンタルできます。なので冬の写真撮影も心配いりません。
私が撮影したときは雪が薄っすらと積もっていた箇所がありましたがシュノーケリングの出番はありませんでした。
アクセス
また、裏磐梯ビジターセンターに駐車場とバス停があります。
- 車でのアクセス:磐越自動車 猪苗代湖・磐越高原ICより国道115号→国道459号→裏磐梯方面
- バスのアクセス:JR磐越西線 「猪苗代湖」→「五色沼入口」バス停下車(約35分)
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