鎌倉は三方を山に囲まれていて、開かれている南は海となっている地形です。守りやすく、攻めにくい、物流には海が利用できる土地で鎌倉幕府がこの土地に開かれたのもなるほどと思えます。
季節ごとの花々が配置された神社仏閣、秋になると真っ赤に燃えるような紅葉で彩られる山々、夕陽が赤く染める海原などの間をのんびりと通っていく江ノ電と絶景スポットが満載の鎌倉です。
そんな鎌倉の中でも撮影するなら外せないスポットを5つご紹介します。
鶴岡八幡宮
鎌倉を象徴する鶴岡八幡宮です。
春には参道の段葛に植えられた桜を見るために、秋には七五三で訪れた親子で賑わいます。
また、お正月には大勢の参拝客が訪れる場所でもあり、常に賑わいがある場所です。運が良ければ神前結婚をした二人の姿を見ることもできるでしょう。
すこし大変ですが、本宮へ至る大石段を登ってください。登り切ったところで振り返ってみてください。
すぐ目の前には舞殿が見えます。結婚式が執り行われていることもありますので見逃さないように注意して見てください。
舞殿の屋根越しに二ノ鳥居が見えています。参道はずっとそのまま海まで続いています。
若宮大路の途中から道に沿うような形で川が流れています。
この川は滑川という名前の川で、海に注いでいますが東側が材木座、西側が由比ヶ浜と海岸を分けている川にもなります。
そのような場合は撮影していると邪魔になると係の人から注意されることがありますので、周りの状況を見極めて撮影してください。
注意されたら従うようにしてください。
アクセス
- JR横須賀線 鎌倉駅から徒歩10分
- 横浜横須賀道路の朝比奈ICから約5km(10分)
- 都内から1時間程度
報国寺
報国寺は「竹の寺」として親しまれていて、境内には無数の竹があり幻想的な雰囲気を作り出しています。
報国寺は金沢街道にあります。近くには鎌倉で最古のお寺と言われている杉本寺や洋館の旧華頂宮邸があります。報国寺と合わせて訪ねることをお勧めします。
拝観料を払って入ったすぐのところでは白い壁に写る影を楽しんでください。そして、竹林の庭では決められた細い道を歩きながら鑑賞します。竹林を通して差し込む光や風を感じながら楽しんでください。
報国寺では竹が有名ですが、竹だけではなく境内の隅々を見て感じてください。
写真に写っている石は「止め石」と呼ばれていて、立ち入り禁止を表示するための石です。オレンジ色のカラーコーンよりもフォトジェニックで素敵ですよね。
竹林を眺めながらお茶を頂くと心が癒されます。
抹茶(干菓子付): 600円 (2020年11月現在)
アクセス
- JR横須賀線 鎌倉駅からバス 約12分
京浜急行バス 鎌倉霊園正面前太刀洗・金沢八景行き/ハイランド行き - 横浜横須賀道路の朝比奈ICから約4km(10分)
- 都内から1時間程度
円覚寺
円覚寺は鎌倉五山第二位の名刹です。境内は広大でJR北鎌倉駅があたかも境内の中にあるように思えます。
上記の写真は山門で夏目漱石の小説「門」にも登場する木造建築です。
春には桜、梅雨時には紫陽花、秋には紅葉が楽しめます。
境内の奥へ行くと鎌倉で唯一の国宝建築「舎利殿」があります。「舎利殿」は非公開ですが、正月三が日、ゴールデンウィーク、文化の日前後に公開されます。
映画監督の小津安二郎、木下恵介や作家の開高健、女優の田中絹代などが眠っていることでも知られています。
アクセス
- JR横須賀線 北鎌倉駅から徒歩1分
- 横浜横須賀道路の朝比奈ICから約8km(20分)
- 都内から1時間程度
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