日本海の蒼い海に向かって連なる沢山の朱色の鳥居達。
山口県長門市の元乃隅神社は2015年に米国のCNNが発表した「日本で最も美しい場所31」のひとつにも選出された絶景スポットです。
元乃隅神社の他にも、数々のCMや映画の撮影でも使われた角島大橋など山口県長門市には絶景スポットが目白押しです。
今回は元乃隅神社を初めとした山口県長門市の絶景スポット3ヶ所をご紹介します。
元乃隅神社の紹介
元乃隅神社の歴史は比較的新しく、創建は1955年(昭和30年)で地元の網元の枕元に白狐が現れ「吾をこの地に鎮祭せよ。」とお告げし、そのお告げに基づき太皷谷稲成神社から分霊され「元乃隅稲成神社」として建立されました。稲荷神を祀る神社が「稲荷神社」と記すのに対し、「稲成神社」の字を充てていたのはこのためです。
その後、外国人を含む観光客の参拝が急増し、長い社名が外国人にわかりにくいという事もあり、2019年1月に社名が「元乃隅稲成神社」から「元乃隅神社」に改名されました。そのなごりで、現在でもWeb上では「元乃隅稲成神社」として記述されている記事が散見されます。
「日本で最も美しい場所31」のひとつにも選ばれた絶景
アメリカのニュース専門TV局CNNが2015年に発表した「日本で最も美しい場所31」に選ばれたことがきっかけで、国内外の知名度が上昇し、特に海外からの観光客が飛躍的に増加しました。
「稲荷神」を祀る神社としては京都の伏見稲荷大社が有名ですが、元乃隅神社の美しさも負けず劣らずの絶景です。
朱と蒼が生み鮮やコントラスト
元乃隅神社の一番の見所はやはり、丘を下り日本海へ向けてぎっしり連なる真っ赤な鳥居のトンネルです。10年の歳月をかけて造られたトンネルは全長100m以上で、鳥居の総本数は123本と圧巻です。
蒼い日本海へ向けて連なる朱色の鳥居はまさに荘厳で、近年はパワースポットとしても人気を集めています。
鳥居の中は急な坂道
鳥居の中は舗装がされていますが急な坂道になっており、お年寄りや小さい子供は苦労するかもしれません。特に雨の日は滑りやすくなりますので十分注意が必要です。
ちなみに、写真の矢印の場所から一般道にショートカットできるので、行きの下りは鳥居の中を通り、帰りの登り道は一般道を通ると、距離も短く傾斜も緩いので楽ができますよ!
龍宮の潮吹き
鳥居の先の断崖下には海蝕洞に荒波が打ち付ける度に海水が中の空気と一緒に吹き上がる現象が見られる「龍宮の潮吹」がみられ、昭和9年8月に国指定天然記念物および名勝に指定されています。
条件次第では、しぶきが30メートル以上になることもあり、北からの風と海の波が高いときにみられやすそうです。秋から冬にかけて条件が整いやすくなるそうです。
日本一入れづらい賽銭箱
裏参道出口付近にある大鳥居の中央上部に設置された賽銭箱は、「日本一入れづらい」とも言われており、見事賽銭を投げ入れることが出来れば願いが叶うと信じられています。
実際試してみましたが、高さ4mにある賽銭箱にお賽銭を投げ入れるのはとても難しく、数回目でやっと入れることができました!
元乃隅神社へのアクセス
基本的に近くに鉄道の駅がないため、車やタクシーでのアクセスとなります。
- 中国自動車道「美祢IC」から約60分
- JR山陰本線「長門古市駅」から約20分
- JR山陰本線「人丸駅」から約20分
- JR山陰本線「長門市駅」から約40分
元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)は、商売繁盛、大漁、海上安全は元より、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就…
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